「ドラッグ撲滅!」という正義のウラで、笑いが止まらない組織がいる。これは戦争ではなく、世界最大の「強制サブスク・ビジネス」だった。
## ドラッグ・ウォー(麻薬戦争)の表向きの理由と、教科書が教えない違和感
「麻薬はダメ、ゼッタイ。」
皆さんも学校でこう習いましたよね?1971年、当時のアメリカ大統領ニクソンが「麻薬は公共の敵ナンバーワンだ!」と高らかに宣言し、世界中を巻き込んだ「ドラッグ・ウォー(麻薬戦争)」が始まりました。
表向きのストーリーは、ヒーロー映画のようにシンプルです。「悪い麻薬組織をブチのめし、市民を中毒から救い、クリーンな社会を作る」。これだけ聞けば、誰も反対できません。
でも、ちょっと待ってください。不思議だと思いませんか?
50年以上経った今、世界からドラッグは消えましたか?答えはNO。むしろ流通量は増え、質は悪くなり、値段は安定しています。普通のビジネスなら、50年間「成果ゼロ」のプロジェクトは即中止、解散ですよね。
なのになぜ、アメリカは毎年何兆円もの税金をこの「負け戦」に注ぎ込み続けているのか。実は、帳簿(バランスシート)をひっくり返してみると、この戦争は「勝つことが目的ではない」ことがわかってくるんです。
## 刑務所産業と警察組織はいかにしてドラッグ・ウォー(麻薬戦争)で莫大な富を得たのか?
この戦争で、本当の意味で「ボロ儲け」しているのは誰か。それは麻薬密売人……だけではありません。実は、「取り締まる側」と「閉じ込める側」です。
ここで、わかりやすく「放課後のスマホ没収ルール」で例えてみましょう。
あなたの学校の先生(政府)が、「スマホ持ち込みは死罪! 見つけ次第、特別補習室(刑務所)に1ヶ月ぶち込む!」という超厳しいルールを作ったとします。
すると何が起きるか?
- 先生の権力が爆上がり: 「怪しい」と思えば、誰のカバンでも勝手に開けてOK。誰も逆らえません。(=警察権限の強化)
- 補習室が大繁盛: 補習室を管理する業者(刑務所産業)は、生徒が入れば入るほど学校から「管理費」をもらえます。
- タダ同然の労働力: 補習室に入れられた生徒に、校庭の草むしりや内職をさせれば、タダで利益が出ます。
これが現実のアメリカで起きていることです。アメリカには「民営刑務所」という、上場している企業が存在します。彼らにとって、「囚人は多ければ多いほど儲かる商品」なんです。
麻薬を「病気」として治療するのではなく、「犯罪」として投獄する。そうすることで、警察には巨大な予算が降り、刑務所企業は株価が上がり、銀行はその裏で動く莫大なブラックマネーを洗浄(マネロン)して手数料を稼ぐ。
悪役(受益者)たちの本音を代弁するなら、こうでしょう。「おいおい、ドラッグが本当に絶滅したら困るんだよ。俺たちのメシの種がなくなるだろう?」
そう、これは「撲滅」ではなく、巨大な「闇市場の維持」というビジネスモデルなのです。
## ドラッグ・ウォーによるシステム変更:公衆衛生から「犯罪ビジネス」への激変
この1971年の宣言を「OSのアップデート」に例えるなら、「自由主義OS」から「監視・投獄ブーストOS」への強制書き換えです。
【Before】1971年以前
薬物依存は、基本的には「病院で治すべき病気」という側面が強かった。
【After】アップデート後
薬物は「見つけ次第ブチ込むための最強の口実」に変わりました。
この「ルールの書き換え」によって、何が変わったのか?最大の変更点は、「警察がやりたい放題できるようになったこと」です。
例えば、SNSの利用規約(法律)が突然変わって、「運営が『こいつは不適切だ』と思ったら、DMの中身を全部さらして、アカウントを永久BANして、さらに罰金を徴収できる」というルールになったら怖くないですか?
ドラッグ・ウォーは、まさにそれ。「麻薬の捜査だ」と言えば、令状なしで家をガサ入れしたり、高速道路で車を止めて現金を没収(民事没収)したりすることが法的に正当化されるようになりました。
さらに、このシステムには「裏のアルゴリズム」が仕込まれていました。驚くべきことに、ドラッグの使用率は白人も黒人もほとんど変わらないのに、逮捕されるのは圧倒的に黒人やヒスパニック層だったのです。これは、特定の層を社会から排除し、低賃金な刑務所労働力として確保するための「差別的なシステム運用」でもありました。
## ドラッグ・ウォー(麻薬戦争)から学ぶ現代の教訓:システムの「受益者」にならないために
この物語の最大の被害者は、中毒者やその家族だけではありません。「クリーンな社会になる」と信じて高い税金を払い続け、知らないうちに監視の強い社会に住まわされることになった「私たち市民全員」です。
もし、今の世界で突然ドラッグを完全にクリーンにしてしまったら、困る人が多すぎる。・予算が減る警察・ガラ空きになる民営刑務所・マネロン手数料が消える巨大銀行
だから、この戦争は終わらないように設計されているんです。これを「既得権益の永久機関」と呼びます。
私たちが明日からできること
この話を知ったあなたは、もう「ドラッグ撲滅!」というニュースを純粋な目で見られなくなったはずです。
「これを厳しくすることで、次に誰の予算が増えるんだ?」「このルールで得をする企業はどこだ?」「本当の目的は、別のところにあるんじゃないか?」
ニュースの裏側にある「カネの流れ」と「システムの目的」を疑う力。それこそが、情報に踊らされ、現代の「見えない刑務所」に放り込まれないための唯一の武器になります。
次に誰かが「正義」を振りかざしたとき、そっとその裏側の「帳簿」を覗いてみてください。そこには、教科書には絶対に書けない「大人の事情」がドロドロに溶け出しているはずですから。
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