「iPhoneのバッテリーが切れるより、人生を詰ませられる——。」教科書が隠した、人類史上もっとも「胸糞悪い」経済格差の仕組み。
## ベルギー領コンゴ事件の表向きの理由と、教科書が教えない「慈善団体」の違和感
想像してみてください。ある日、学校の金持ちの先輩が「世界の恵まれない子供たちのために、募金活動を始めるよ!」とキラキラした笑顔で宣言したとします。
SNSには「#ボランティア #世界平和 #愛」なんてハッシュタグをつけて、めちゃくちゃ意識高い投稿を繰り返す。周りは「あの人、マジで聖人だな」って絶賛する。
これが、1885年に起きたベルギー領コンゴ事件の当時の表向きの姿です。
ベルギーの国王、レオポルド2世。彼は世界に向かってこう言いました。「アフリカのコンゴ盆地には、まだ文明が届いていない。私は私財を投げ打って、彼らを野蛮な生活から救い出し、キリスト教を広め、奴隷貿易を廃止するために『国際コンゴ協会』っていうNPO団体を作るよ!」
「えっ、めちゃくちゃ良い人じゃん?」って思いましたか?ところが、これが歴史上類を見ない「超巨大な情報操作(プロモーション)」だったんです。
この「国際コンゴ協会」、中身を開けてみたらびっくり。実態はボランティアでもなんでもなく、レオポルド2世が100%所有する「個人営業のブラック企業」でした。しかも、ベルギーという「国」の土地ではなく、王様「個人」の庭。
東京ドーム約5000万個分、日本の面積の約6倍という広大な土地が、たった一人の「私服を肥やすための遊び場」になった。 これが、地獄の幕開けでした。
## レオポルド2世はいかにしてベルギー領コンゴで莫大な富を得たのか?:最強の「利益搾取」システム
レオポルド2世が目をつけたのは、当時ちょうど発明されたばかりの「自転車のタイヤ」や「電気コードの絶縁体」に不可欠な素材——「天然ゴム」でした。
今でいうなら、最新のiPhoneに使われる「レアメタル」を独占するようなものです。この世界的なバブルに乗って、彼はコンゴのジャングルにあるゴムの木を、ゼロコストで現金化する方法を思いつきます。
この仕組みを、現代の「超ブラックバイト」に例えてみましょう。
- 基本給ゼロ、歩合制100%(というかノルマ未達は死)
- ノルマ:森から天然ゴムをバケツ一杯持ってくること。
- 罰則:ノルマに届かなかったら、家族の「手首」を切り落とす。
「え、嘘でしょ?」と思うかもしれませんが、ガチなんです。レオポルド2世が雇った私兵たちは、弾丸を無駄使いしていないことを証明するために、殺した(あるいは罰を与えた)人間の「切り落とした右手」を上司に提出しなければならないという、狂ったルールがありました。
【レオポルド2世の心の声】「ハッハッハ!給料なんて払う必要ない。銃で脅せば、彼らはタダで働く。ゴムを売れば売るほど、ベルギーの俺の宮殿は豪華になり、愛人には宝石を買ってやれる。コンゴの人間が何人死のうが、俺の通帳のゼロが増えるなら関係ないね。」
こうして彼は、現在の価値で数千億円以上とも言われる資産を個人で築き上げました。ベルギーの美しい街並みや公園の多くは、実はこのコンゴ人の「血とゴム」でできているんです。
## ベルギー領コンゴによるシステム変更:植民地から「狂気の私有地」への激変
この事件がヤバいのは、単なる「ひどい植民地」じゃなくて、「国というチェック機能が働かない、個人の完全独裁空間」にシステムが書き換えられたことです。
これをIT用語で例えるなら、「オープンソースと思わせて、実は超悪質なスパイウェアだったOS」へのアップデートです。
【Before】1885年以前:伝統的な社会
地域ごとに村があり、長老がいて、自分たちの生活のために狩りや農耕をしていた。外の世界(ヨーロッパ)との関わりは限定的だった。
【After】レオポルドの支配:恐怖のアルゴリズム実装
- 「私有地化」の承認: ベルリン会議という国際会議で、「ここはベルギーの土地じゃなくて、レオポルド個人の土地でいいよ」と他国が認めてしまった。(←これが最大のバグ)
- 強制労働システムの「自動化」: 兵士たちが村を襲い、女性を人質に取る。解放してほしければゴムを持ってこい、と男たちに命じる。
- 「手首」の通貨化: 弾丸を1発撃ったら、その証明として「手首」を持参させる。弾丸不足を隠すために、生きた人間の手首を切り落として数を合わせるという地獄のインフレが発生。
今の私たちの生活で言えば、「SNSの利用規約を読まずに同意したら、実は『運営のノルマに従わないと物理的に指を詰める』という一文が入っていて、強制参加させられた」みたいなレベルの激変です。
## ベルギー領コンゴから学ぶ現代の教訓:最大の被害者にならないために
この事件で最大の被害者となったのは、言うまでもなく推定1,000万人(ベルギー公式推計でも数百万超)のコンゴの人々です。
彼らは単に命を奪われただけでなく、「人間としての尊厳」と「未来」を奪われました。手首を失えば、農業もできず、家族を養うこともできません。この時の傷跡は、今のコンゴ民主共和国が抱える紛争や貧困の遠い、しかし決定的な原因になっています。
さて、この話を聞いて「昔のアフリカの悲劇だね」で終わらせていいのでしょうか?
実は、レオポルド2世が使った「慈善団体というキラキラした看板で、中身はグロテスクな搾取」という手法は、形を変えて現代にも生き残っています。
- 「無料アプリ」という看板の裏で、あなたの個人情報を吸い尽くし、時間を奪い、広告を見せ続けるアルゴリズム。
- 「SDGs」や「エシカル」という言葉を使いながら、見えない場所(他国の工場など)で超低賃金労働を強いる構造。
私たちが安く手に入れているスマホや服、あるいは便利なサービス。その「安さ」のツケを、世界のどこかの誰かが「手首」ではないにしろ、過酷な労働や環境破壊で払わされているかもしれません。
「明日からニュースを見るときの『眼鏡』を変えてみよう」
きれいな言葉(タイトル)だけに騙されないで。その裏で「誰が一番得をして、誰がリスクを背負わされているのか?」という「お金と権力のリズム(帳簿)」を見る訓練をしてください。
レオポルド2世は、1908年に国際的な大炎上を引き起こし、土地を国に没収されましたが、死ぬまで莫大な富に囲まれて逃げ切りました。
歴史は繰り返します。でも、僕たちが「仕組みの裏側」に気づけるようになれば、現代のサイコパスたちが作る「地獄のシステム」にNOを突きつけることができるはずです。
君の「同意(クリック)」一つが、誰かの自由を奪っていないか。たまにはそんなことに思いを馳せるのが、真に「賢い」現代人の生き方なんです。
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