「国を救うため」か、「椅子を奪うため」か。52人の人質を「選挙の道具」に変えた、史上最も黒い裏取引の仕組み。
## イラン人質救出作戦(オクトーバー・サプライズ)の表向きの理由と、教科書が教えない違和感
1979年、革命の嵐が吹き荒れるイラン。アメリカ大使館が暴徒に占拠され、52人のアメリカ人が人質になりました。
テレビに映し出されるのは、目隠しをされ、銃を突きつけられた外交官たち。当時のカーター大統領は必死でした。「一刻も早く、彼らを家族の元へ返さなければ…!」
しかし、救出作戦「イーグルクロー作戦」は砂嵐とヘリの故障で大失敗。アメリカのプライドはズタズタ。支持率は急落。そこに「強いアメリカ」を掲げて登場したのが、元俳優のロナルド・レーガンです。
ここで、一つの「違和感」に気づきませんか?
1981年1月20日、レーガンが大統領就任式のスピーチを終えた「わずか数分後」。444日間、何をどうしても解放されなかった人質たちが、突然解放され、飛行機に乗せられたのです。
「え、タイミング良すぎない?」「レーガンの威圧感だけで、イランがビビったってこと?」
…残念ながら、世界はそんなにシンプルではありません。これは、映画よりも残酷な「椅子取りゲーム」の裏技だったのです。
## レーガン陣営はいかにして「イラン人質救出」を遅らせ、莫大な富と権力を得たのか?
この事件の最大の受益者は、間違いなく「レーガン陣営」です。
なぜ、彼らは人質を「すぐ救う」のではなく、「選挙が終わるまで待たせた」のか?その仕組みを、スマホ世代のあなたに超わかりやすく例えてみましょう。
【最強の例え:学級委員長選挙と「貸し会議室」の事件】
あなたは今、学級委員長選挙に出馬しています。ライバルの現職(カーター)は、文化祭の準備で大失敗し、クラス中から叩かれています。
でも、もしライバルが「文化祭の備品トラブル」を当日までに解決しちゃったら、逆転勝ちされるかもしれませんよね?
そこであなたは、裏で業者(イラン)にコッソリ電話します。「おい、備品を届けるのを『選挙が終わるまで』待ってくれ。そしたら、俺が当選した後に、もっと良い条件で契約してやるから」
これが、世にいわれる「オクトーバー・サプライズ(10月の衝撃)」の正体です。
権力者が動かした「見えないカネと武器」
当時、イランはイラクとの戦争中で、喉から手が出るほど「武器」を欲しがっていました。ところが、人質事件のせいでアメリカから武器輸出を差し止められていたんです。
そこに現れた「影の交渉人」たちの囁き。「カーターと交渉しちゃうと、選挙で負けるから無駄だよ。俺たち(レーガン側)と組もう。俺たちが勝てば、武器を横流ししてやる」
結果、イランは人質の解放をあえて「選挙後」まで引き延ばしました。カーターは「無能な大統領」のレッテルを貼られたまま落選。レーガンは「救世主」として華々しくデビュー。
受益・獲得内容:米大統領という世界最強の椅子、そしてその後の大規模な軍事利権。
## オクトーバー・サプライズによるシステム変更:外交解決から「選挙妨害」への激変
この事件は、単なるスキャンダルではありません。世界の「OS(基本システム)」を書き換えてしまったほどの影響がありました。
【Before:外交解決の時代】
国と国が揉めたら、大統領が責任を持ってテーブルにつく。人命救助が最優先。
【After:選挙ハックの時代】
「敵の不幸は、俺の当選チャンス」。たとえ自国民の命がかかっていても、選挙に勝つための「カード」として利用する。
このアップデートにより、現代の政治には「裏の外交(バックチャンネル)」という強力なプラグインがインストールされてしまいました。
今のSNS選挙でも同じですよね?「相手の失言を引き出すために、工作員を送り込む」「解決できる問題を、あえて選挙直前まで炎上させておく」
イラン人質事件の裏側で起きたことは、現代のネット工作やデマゴーグの「原点」なんです。レーガン就任の瞬間に人質が解放されたという「感動の演出」も、すべては計算されたスクリプト(脚本)だった可能性があります。
## イラン人質救出作戦から学ぶ現代の教訓:人質(被害者)にならないために
この事件で最大の被害者となったのは、444日間も拘束された52人の人質と、彼らを心配し続けたアメリカ国民です。
彼らは、自分たちが「自由を奪われている理由」が、自国の次期大統領候補と敵国の裏取引にあるなんて、夢にも思わなかったでしょう。
私たちの財布や未来も「人質」にされている?
「えー、そんな昔の陰謀論、自分には関係ないよ」と思いましたか?でも、構造は今も全く変わっていません。
- スマホ代: なぜ日本の通信費は世界と比べて不透明だったのか?(政治制度の書き換え)
- 税金: なぜ私たちの社会保険料は上がり続けるのか?(どの層を「受益者」にするかのルール変更)
私たちは、知らないうちに「誰かの利益(当選や増益)」のために、自分の時間やお金を人質に取られていることがあるんです。
明日からニュースを見る時の「眼鏡」を変えよう
これからニュースを見るときは、以下の3つのポイントをチェックしてみてください。
- 「これ、誰が一番得するんだ?」(Follow the money)
- 「解決できるはずなのに、なぜか先延ばしにされていることはないか?」
- 「感動的なタイミングで起きた出来事に、演出(スクリプト)はないか?」
歴史は繰り返します。でも、その「仕組み」に気づく人が増えれば、次の「オクトーバー・サプライズ」の被害者になることは防げるはずです。
「真実」は、いつもスマホの画面の向こう側、データと利権の交差点に隠されています。
執筆者の独り言:「レーガンは偉大な大統領だった」という神話は、この「裏取引」というドーピングによって作られたのかもしれません。信じるか信じないかは、あなた次第…と言いたいところですが、当時の関係者たちの証言は、今もなお積み上がり続けています。
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