「地球にやさしい」という嘘。あなたのスマホが熱いのは、コンゴの子供たちの涙で充電されているから。
## コバルト・コンゴ資源争奪の表向きの理由と、教科書が教えない違和感
想像してみてください。あなたは最新のiPhoneや、街を颯爽と走るテスラ(EV)を見て、「未来が来た!」「エコでクリーンな世界だ!」とワクワクしていませんか?
テレビをつければ、「脱炭素」「SDGs」「クリーンエネルギー」というキラキラした言葉が飛び交っています。まるで、私たちがガソリン車を捨てて電気の力に頼れば、地球は救われ、みんなが幸せになれるかのような魔法。
でも、ちょっと待ってください。
そのデバイスを動かしている心臓部、「リチウムイオンバッテリー」。これに欠かせないレアメタル、「コバルト」がどこから来ているか、考えたことはありますか?
実は、世界のコバルト供給の約7割を支えているのは、アフリカにあるコンゴ民主共和国です。
教科書やニュースの「表向きの理由」はこうです。「地球温暖化を防ぐため、化石燃料を卒業し、クリーンな鉱物資源を活用しましょう。コンゴはその宝庫であり、世界の救世主です」。
……いやいや、ちょっと待て。帳簿(バランスシート)が合わないんですよ。
世界中が「エコ」を目指して豊かになっている一方で、なぜ、その資源を一番持っているはずのコンゴの人々は、世界で最も貧しい生活を続けているのか? なぜ、クリーンなはずの電池の裏側で、手が泥だらけの子供たちが穴を掘っているのか?
そこには、巨大な「富の吸い上げ装置」が存在しているんです。
## 中国鉱山企業はいかにしてコバルト利権で莫大な富を得たのか?
このゲームで最大の受益者、つまり「一人勝ち」しているのは誰か。それは、中国の巨大鉱山企業たちです。
これを、スマホゲームの「ギルド」に例えて解説しましょう。
初期の課金無双:欧米諸国が「アフリカは紛争が多いし、イメージが悪いからあまり手を出さないでおこう(コンプラ重視)」と日和っている間に、中国企業(ギルド・チャイナ)は圧倒的な資金力でコンゴに乗り込みました。「道路を作るから、代わりに採掘権を全部ちょうだい」という、まさに「インフラと資源の等価交換」という名の全権掌握です。
徹底的なコストカット(という名の地獄):彼らが稼げる最大の理由は、圧倒的な「原価安」にあります。「よし、重機を入れるより、手で掘らせたほうが安いぞ。子供たちが穴に潜れば、人件費はジュース代くらいで済む。安全対策? そんなのコストの無駄だ!」
こうして、本来なら高いコストがかかるはずの資源を、「児童労働」というチート技を使って、どこよりも安く、大量に仕入れることに成功したのです。
市場の独占:現在、コンゴの主要なコバルト鉱山の大部分は中国資本の影響下にあります。AppleやテスラなどのビッグテックやEVメーカーは、中国からコバルトを買わないと製品が作れません。
中国企業側の本音を代弁するなら、こんな感じでしょう。「先進国のみなさん、エコな生活をしたいでしょ? だったら、うちがコンゴで安く掘らせたコバルトを買うしかないよね。子供が働いてる? 嫌なら買うのやめれば? でも、会社潰れちゃうよ?」
これが、クリーンエネルギーの裏側にある、ドロドロの「カネの流れ」です。
## コバルト争奪戦による構造の変化:【Before】から【After】への激変
この事件(構造の変化)を「スマートフォンのOSアップデート」に例えると、「Version:資源植民地 2.0」への強制更新と言えます。
【Before】旧バージョン:石油の支配
かつて、世界の富は「石油」を中心に回っていました。中東などが主戦場で、アメリカがそのルールを決めていました。
【After】新バージョン:クリーンメタルの独占
アップデート後の新世界では、「電気を溜める力」が石油に代わるパワーになりました。
- スマホ代への直結: コバルトの価格が上がれば、あなたの次のiPhoneの価格は跳ね上がります。
- 税金と補助金: 私たちが払った税金が「EV購入補助金」として使われますが、そのお金の多くは、最終的にコンゴの利権を握る企業へと流れていく構造です。
「グリーンウォッシュ」というフィルター
「環境にいい(グリーン)」という言葉で、不都合な真実を隠すことを「グリーンウォッシュ」と呼びます。今回のOSアップデートで、私たち消費者のスマホ画面には「エコ」「環境保護」という綺麗なアイコンが表示されるようになりました。しかし、そのバックグラウンドで動いているプログラムは、「アフリカの子供たちの命を燃料にして、先進国の優越感を充電する」という残酷なコードが書き込まれているんです。
## コバルト・コンゴ資源争奪から学ぶ現代の教訓:最大の被害者にならないために
この事件で最大の被害者は、もちろんコンゴの子供たちです。彼らは学校に行く代わりに、肺を病ませながら1日1ドル以下のために穴を掘っています。
でも、「これは遠い国の話だ」と思っているあなたも、実は「被害者側」に片足を突っ込んでいます。
なぜなら、私たちは無自覚に「嘘のシステム」に依存させられているからです。「エコだと思って買ったものが、実は誰かを不幸にしている」という事実から目を逸らさなければ生きられない社会。これは、私たちの「精神的な自由」や「倫理性」が奪われているということなんです。
明日からニュースを見るための「眼鏡」
この授業の最後に、あなたに新しい「眼鏡」をプレゼントします。
- 「クリーン」という言葉を見たら、その「裏側の色」を想像する。「地球にやさしい」の裏側に、土まみれの手で資源を掘っている誰かがいないか?
- 物語(ストーリー)の受益者を追う。誰がその「正義」を叫んでいる? その正義が実行されたとき、誰の銀行口座にお金が振り込まれる?
- 無関心という最大の罪。あなたのスマホは、ただの便利な道具ではありません。世界規模の搾取構造の「末端」として繋がっているデバイスです。
明日、鏡の前でスマホを構えて自撮りをするとき、一瞬だけ思い出してください。その小さな板の中には、コンゴの深い穴から掘り出された「血と汗の結晶」が詰まっていることを。
「真実を知ること」は、時に残酷です。でも、知らなければ、あなたもそのシステムの片棒を担がされ続けるだけ。
賢いスマホ世代の君たちなら、もう騙されないはずだよね?
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