「地球を守る」というキラキラした言葉の裏で、あなたの財布から「空気の代金」が抜き取られている…!?本業が大赤字でも爆勝ちしたテスラの正体と、世界を支配する新しいゲームのルールを徹底解剖!
炭素クレジット市場の表向きの理由と、教科書が教えない「謎の黒字」の違和感
想像してみてください。あなたは今、大人気のスマホゲームをしています。一生懸命プレイして、敵を倒し、アイテム(車)を作って売っているのに、なぜか運営から「お前、ゲームバランスを壊したから罰金な」とゴールドを没収される。…一方で、隣で大赤字を出して倒れそうになっているライバルに、なぜかあなたから没収されたゴールドが「空気を綺麗にしたから」という謎の理由で振り込まれている。
「は? 意味わかんねーし!」
と思いますよね。でもこれ、今の現実世界で起きてる話なんです。
炭素クレジット市場(排出権取引)。ニュースでは「地球温暖化を防ぐための、素晴らしくクリーンな仕組み」として紹介されます。表向きのストーリーはこうです。「CO2を出しすぎる企業にペナルティを与え、クリーンな企業にご褒美をあげることで、みんなで地球を冷やそうぜ!」
でも、ちょっと待ってください。お金の流れ(バランスシート)をよく見ると、奇妙なことがわかります。例えば、EV(電気自動車)の王者・テスラ。今でこそ大企業ですが、実は数年前まで「車を作って売る本業」ではずっと赤字でした。それなのに、なぜか毎年、決算書には莫大な利益が計上されていた。
その正体こそが、今回の主役「炭素クレジット(排出権)」の売却益です。「車が売れなくても、空気を売れば儲かる」。そんな魔法のようなビジネスが、現代の金融システムの中に爆誕しているのです。
テスラはいかにして炭素クレジット市場で莫大な富を得たのか?:最強の「宿題代行」ビジネスの例え
「空気を売る」って、具体的にどういうこと?これを世界一わかりやすく例えると、「学校の『宿題代行』と『反省文の売買』」です。
- 先生(政府・国際組織)がルールを決めます。「クラス全員、今月は二酸化炭素という名の『ゴミ』を10kgまでしか出しちゃダメだぞ!」
- ガソリン車を作る優等生(トヨタやGMなど)は、どうしても車を作る過程でゴミが出てしまいます。「先生!15kg出しちゃいました!」
- 先生は言います。「おい、ルール違反だ。連帯責任で罰金を払うか、誰か『余ってる人』から枠を買い取れ!」
- そこで登場するのが、テスラ(EV専業メーカー)です。テスラは電気自動車しか作らないので、最初から「ゴミを出す権利」が10kg分まるまる余っています。
- テスラは不敵に笑って言います。「おい、トヨタ。俺の『ゴミを出さなかった権利(炭素クレジット)』、100億円で買わない? そうすればお前、怒られないぜ?」
- 優等生は涙を飲んで100億円を払い、テスラは「何もしなくても、100億円の利益」を手に入れます。
これが、テスラの黒字化を支えた「炭素クレジット」の裏側です。テスラからすれば、車は「クレジットを生成するための装置」に過ぎず、本業は「金融商品を売っている」と言っても過言ではない時期がありました。
【受益者の本音】
「わざわざ汗水垂らしてエンジン作らなくても、カーボンニュートラルって叫ぶだけで金が振り込まれるんだから、このゲームはやめられないよね(笑)」
炭素クレジット市場によるシステム変更:【モノの取引】から【罪の取引】への激変
この変化は、人類の経済OSが「バージョン1.0:実体経済」から「バージョン2.0:罪の金融化」へアップデートされたことを意味します。
Before:モノの価値を競う世界
昔は、いいモノを作り、安く届けた人が勝つ世界でした。「この車、燃費がいいね!」「この服、丈夫だね!」というのが評価軸です。
After:制度の裏をかく世界(現在)
今の世界は、「実体のない価値(排出権)」を、どれだけ巧妙に定義し、取引市場に載せるかの勝負になっています。これはまるで、RPGで「攻撃力」や「防御力」ではなく、「運営にどれだけ媚びてポイントを稼ぐか」で勝敗が決まるクソゲーに近い変化です。
この「OSのアップデート」により、以下の仕組みが出来上がりました。
- 森林保有者の不労所得化: 森を持っているだけで、何も生産しなくても「木がCO2を吸っているから」という理由で、排出権が発生し、それを売って大金を得る。
- 金融ブローカーの独壇場: この複雑な「排出権の計算」や「売買の仲介」を行うウォール街の銀行が、手数料をたっぷり抜き取る。
つまり、「何かを作る人」から「ルールを作る人・空気を右から左へ流す人」へ富が移動するシステムに書き換えられたのです。
炭素クレジット市場から学ぶ現代の教訓:最大の「被害者」にならないために
さて、ここまで読んで「へぇー、テスラ頭いいな」で終わってはいけません。このゲームにおいて、「最大の被害者」は誰なのか?
それは、私たち一般のエネルギー消費者(=あなた)です。
「え、私は排出権なんて買ってないよ?」と思うかもしれません。でも、想像してみてください。メーカーがテスラから100億円で排出権を買ったら、その100億円はどこから回収するでしょうか?答えは簡単。「製品(車、電気代、プラスチック製品、食料品)」の価格に乗っけられるんです。
つまり、私たちが買うペットボトルの飲み物や、毎月の電気代、スマホの通信料の裏側で、私たちは気づかないうちに「テスラや金融ブローカーへの貢ぎ物」を払わされているのです。
明日からニュースを見るための「眼鏡」
この事件(構造)から学ぶべき教訓は、「『正義』や『環境』という言葉が使われるときは、必ずその裏で、誰の新しい財布が潤っているかを見ろ」ということです。
- SDGsやカーボンニュートラルという言葉を聞いたら: 「これは誰のビジネスモデル(利権)を守るための言葉遊びか?」と疑ってみる。
- 価格上昇のニュースを見たら: 「これは原材料費だけでなく、この『謎の罪滅ぼし代(クレジット)』が含まれていないか?」と考えてみる。
世界は今、実体のない「空気」を担保に、富の再分配を行っています。このカラクリを知らないままでは、一生、システムの「カモ」として、見えない税金を払い続けることになります。
結論:環境を守ることは大切。でも、「地球を救うフリをして、あなたの財布を狙う仕組み」にはもっと敏感になるべきです。明日からニュースを見るときは、そのキラキラした言葉の奥にある「帳簿(バランスシート)」をのぞき見する習慣をつけてみてください。
自由と富を守る方法は、いつだって「真実の構造」を知ることから始まるのです。
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