「史上サイアクの嘘」で始まった300兆円のビジネス。君の知らないところで、世界は『戦争をサブスク化』していたんだ。
## イラク戦争の表向きの理由:大量破壊兵器という「フェイクニュース」の裏側
時は2003年。君がYouTubeどころか、ガラケーで着メロをダウンロードしていた時代だ。当時のアメリカ(ブッシュ政権)は、テレビの前の全世界の人々に向かってこう言い放った。
「イラクの独裁者フセインが、めちゃくちゃ危険な『大量破壊兵器(WMD)』を隠し持っている。今すぐぶっ潰さないと、世界が終わるぞ!」
これ、今のネット界隈で言えば「超大型の暴露系投稿」みたいなもの。世界中がパニックになり、「そりゃ大変だ!やれやれ!」と賛成した。そして、米軍を中心とした軍隊が圧倒的な武力でイラクに乗り込み、フセイン政権をわずか数週間でボコボコにして崩壊させたんだ。
ところが、だ。
いざイラクを隅々まで探してみたら……「え、大量破壊兵器なんて、どこにもなくね?」
そう、世界を震撼させた理由は「ガチの嘘」だったんだ。これ、例えるなら「あいつがナイフを持って学校を襲おうとしている!」とデマを流して、クラスの人気者をボコボコにした後で、「あ、ナイフじゃなくて筆箱でしたw」って言うようなもの。
でも、一度壊した国は元に戻らない。「間違えちゃった、テヘッ」で済む話じゃないよね?ここで天才的な勘を持つ君なら、こう思うはずだ。
「……待てよ。そんなバレバレの嘘をついてまで、イラクをぶっ壊したかった『本当の目的』があるんじゃないか?」
ビンゴだ。これから、教科書には絶対に載っていない、生々しい「ゼニ(金)」の話をしよう。
## 石油メジャーと民間軍事会社(PMC):イラク戦争が生んだ「史上最大の受益者」と利権の仕組み
「戦争はお金がかかる」みんなそう思っているよね。確かに、アメリカの納税者は300兆円(!)という天文学的なお金を払わされた。でも、その300兆円は消えてなくなったわけじゃない。誰かのポケットに移動しただけなんだ。
この事件で、人生を「強くてニューゲーム」状態にした最大級の勝ち組は、以下の2つのグループだ。
① 石油メジャー(エネルギーの神様たち)
当時、イラクのフセイン大統領はこう言っていた。「これからは石油をドルで売るのをやめて、ユーロで売るわ(笑)」
これはアメリカにとって、スマホの充電器を全部独自規格に変えられるくらいウザい行為(ペトロダラー・システムの破壊)だった。だからアメリカは、イラクの石油システムをリセットした。戦争が終わった後、イラクの石油利権は、欧米の巨大石油企業(エクソンモービルやシェルなど)がガッツリ管理できる仕組みに書き換えられたんだ。
② 民間軍事会社(PMC):『戦争のサブスク・アウトソーシング』
これが一番エグい。この戦争から、「戦争は国がやるもの」から「企業に外注するもの」に変わったんだ。「ブラックウォーター」という会社を聞いたことがあるかな?
彼らは米軍の兵士じゃない。「民間企業の社員(傭兵)」だ。食事の提供から、要人の警護、さらには実戦まで、あらゆるものを民間企業が請け負った。
【例え話で理解しよう:学級崩壊ビジネス】クラスの秩序を守るのを、先生(国家)じゃなく「警備会社(PMC)」に任せることにしたとする。警備会社は、クラスが荒れれば荒れるほど、警備費用として生徒からお金を吸い取れる。「平和になったらクビ」になるから、彼らにとっては「ほどよく荒れ続けている状態」が最高の稼ぎどきなんだ。
イラクの復興事業(壊れた建物を建て直す仕事)も、ブッシュ政権に近い企業(ハリバートンとかね)が、競争入札もなしに独占受注した。つまり、「爆弾で壊して稼ぎ、その後で建て直してもう一度稼ぐ」という、マッチポンプの極致がここで行われたんだ。
## イラク戦争の仕組み:国家軍隊から「戦争の民営化」へ!OSアップデートの現在
この戦争は、単なる紛争じゃない。世界の「戦争のやり方」というOSが、Ver.1.0(国家対国家)から、Ver.2.0(戦争の民営化・ビジネス化)へとアップデートされた瞬間だった。
Before:戦争は「コスト」だった
昔は、戦争をすると国が貧乏になるから、できるだけ早く終わらせたいのが本音だった。
After:戦争は「ボーナスタイム」になった
イラク戦争以降、戦争は巨大な「公共事業」になった。武器を作る会社、兵士を派遣する会社、石油を掘る会社、街を再建する会社……。彼らにとって、戦火は「需要」そのものなんだ。
イラク暫定統治機構(CPA)が最初に行ったのは、「イラクの国営企業を片っ端から民営化すること」。イラクという国を一つの巨大な会社だとすると、外資系企業がその株を買い叩いて乗っ取ったようなもの。これを「ショック・ドクトリン(惨事便乗型資本主義)」と呼ぶ。みんなが戦争の恐怖でパニックになっている隙に、自分たちの都合のいいように法律を書き換えてしまったんだ。
今のSNSのアルゴリズムに似ていないかな?炎上(パニック)が起きているときほど、裏で誰かが広告収益やデータをガッポリ抜いている……あの構造と全く同じなんだ。
## イラク戦争から学ぶ現代の教訓:最大の被害者にならないための「裏側」を見る力
さて、この物語で一番損をしたのは誰だろう?
- イラクの一般市民: 自分の国をめちゃくちゃにされ、自由という名のもとに経済を支配された。
- アメリカの一般納税者: 「正義のため」と信じて、何兆ドルもの税金を、軍事企業の懐に流し込まれた。
彼らはみんな、「情報の非対称性」の被害者だ。「大量破壊兵器がある」という嘘の情報を信じ込まされた結果、自分の財布と命を差し出してしまった。
君たちが明日からできること
イラク戦争の裏側を知った君は、もう「表向きの理由」だけを信じるピュアな子供じゃない。これからニュースを見るときは、この魔法の質問を自分に投げてみてほしい。
「この騒動で、誰の銀行口座に一番お金が流れ込んでいるか?」
- 環境問題が騒がれているとき、誰が新しい「利権」を作っている?
- 流行の感染症が起きたとき、どの企業が「特需」に湧いている?
- 新しい法律ができるとき、誰の「仕事」が増えるようになっている?
世界は、善意だけで動いているわけじゃない。でも、その裏側の「利権の地図」が見えるようになれば、君はもう誰かに操作されるだけの「被害者」にはならない。
イラク戦争は、20年前の古い話じゃない。今も形を変えて、僕たちの身近なところで「ルール変更」は続いているんだ。
次に世界が「大変だ!」と騒ぎ始めたとき、君だけはニヤリと笑って、その裏にある帳簿(バランスシート)をチェックしてやろう。
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