「みんなが貧乏になった」は真っ赤なウソ。あなたが絶望して投げ出した株や土地を、タダ同然で拾い集めて「天下」を取った黒幕がいます。
## 1929年世界恐慌の表向きの理由:なぜ教科書は「バブルが弾けただけ」と嘘をつくのか?
1929年10月24日、ニューヨーク。通称「暗黒の木曜日」。昨日までシャンパンを飲み、高級車を乗り回していた投資家たちが、一夜にして文字通り「紙屑」になった株券を握りしめて窓から飛び降りる――。
教科書を開くと、そこにはこう書いてあります。「株式市場が過熱しすぎて、その反動でバブルが崩壊。自由放任主義の限界が露呈した。」
……ちょっと待ってください。おかしくないですか?
カネはこの世から「消滅」したのでしょうか? 物理的に燃えてなくなったのでしょうか?答えはNOです。経済の世界において、誰かの損は、必ず「誰かの得」に入れ替わっています。
これ、スマホゲームで例えるとわかりやすいですよ。全プレイヤーが「最強装備」を課金して揃え、サーバーが超盛り上がっていたのに、ある日突然、運営が「明日からこの装備の攻撃力を0にします。あ、ゴミ箱に捨てるなら1ギルで引き取りますよ」と言い出すようなものです。
みんなが絶望して装備を捨てた後、その「ゴミ」を回収して、翌日に「攻撃力を100倍に修正しました!」と発表して独占する奴がいたら……?それが、世界恐慌の「裏側」で起きたことなんです。
## 大手銀行と資産家層はいかにして「世界恐慌」で莫大な富を得たのか?
この事件で、笑いが止まらなかった連中がいます。それが「ウォール街の巨大銀行(後のメガバンク)」と「超富裕層」です。
「死体」を買い叩くハイエナの戦略
世界恐慌の最大の受益者は、彼らが手にした「暴落した資産の二束三文での買い叩き」によって誕生しました。
想像してみてください。あなたは地方で真面目にパン屋を営むオーナーです。店も土地も持っています。しかし、恐慌で銀行が貸し剥がし(バイト代の支払いを止められ、さらに借金を今すぐ返せと言われる状態)をしてきます。「返せない? じゃあ、その店と土地、100円で買い取ってあげるよ」こうして、全米中の優良な企業、不動産、資源が、ごく少数の「キャッシュ(現金)を持っていた強者」の手に渡りました。
ライバルを合法的に消す「銀行統合」
さらにえげつないのが、競合中小銀行の整理・統合です。当時、アメリカには星の数ほど銀行がありました。しかし、恐慌で人々が窓口に殺到(取り付け騒ぎ)し、体力のない中小銀行は次々と倒産。
「あーあ、可哀想に。うちがその顧客と権利、引き取ってあげるよ(タチの悪い微笑み)」
こうして、今の世界を支配する「巨大銀行の独占構造」が完成したのです。これをクラスの勢力図で例えるなら、クラスに30人いた「そこそこ面白い奴ら」が全員スキャンダルで退学させられ、最後に残った「一番計算高いイケメン」一人が、女子全員のLINEをゲットしたような状態。まさに「ショック・ドクトリン(悲劇を利用した丸儲け)」です。
## 世界恐慌によるシステム変更:【Before:自由競争】から【After:独占資本主義】への激変
この事件は、単なる不況ではありません。世界経済の「OS(基本ソフト)のアップデート」でした。
Before:みんなが主役の「カオスな自由」
恐慌前は、誰でもチャンスがある、まさに「スタートアップ乱立時代」でした。みんなが自由に投資し、自由に商売を広げていた。しかし、これだと「上流階級」にとってはコントロールがしにくい。
After:選ばれたエリートによる「管理社会」
恐慌後、世界は一気に「独占資本主義」へと舵を切りました。
- 中小の脱落: 競争相手がいなくなり、巨大企業が価格もルールも決められるようになった。
- ルールの書き換え: 「グラス・スティーガル法」などの規制が導入されました。一見すると「銀行が暴走しないための良い法律」に見えます。しかし、その実は「新参者が参入できないような高い壁」を作ることでもありました。
これはスマホのアプリストアに似ています。昔は誰もが自由にアプリを売れたのに、ある日トラブルが起きたことをきっかけに「これからはAppleとGoogleのを通さないアプリは禁止な!」とルールが変わったようなものです。表面上は「安全のため」ですが、裏では「手数料(富)を吸い上げる構造」が固定化されたわけです。
## 世界恐慌から学ぶ現代の教訓:最大の被害者「一般市民」にならないために
この歴史の授業、他人事だと思ってませんか?恐慌で最もダメージを受けたのは、「一般投資家」と「労働者(あなたのご先祖様、そして未来のあなた)」です。
奪われたのは「カネ」ではなく「時間と自由」
株が暴落したことで、人々は老後の蓄えを失い、職を失いました。その結果どうなったか?人々は生きるために、巨大資本が経営する会社で、提示された安い給料で必死に働くしかなくなりました。つまり、「自営業としての自由」を奪われ、「組織の歯車」というシステムに組み込まれたのです。
明日からの「眼鏡」を変えよう
現代でも、ビットコインの暴落、パンデミック、エネルギー危機……。「大変だ! 世界が終わる!」とニュースが大騒ぎするとき、必ず裏で「じゃあ、安くなった今のうちに全部買っとくわ」と注文を出している連中がいます。
世界恐慌が教えてくれる真実はひとつ。「みんながパニックで投げ出しているとき、誰がそれを拾っているかを見ろ」ということです。
SNSで流れてくる「悲報」や「不況」のニュースに一喜一憂して、自分の資産(お金、時間、スキル)を安売りしてはいけません。歴史は繰り返します。でも、その構造を知っているあなただけは、次の「仕組まれた大セール」で、カモられる側ではなく、冷静にマーケットを見つめる側になれるはずです。
「不況」は、富が消える現象ではない。富が「移動」する現象に過ぎない。この視点を持つだけで、あなたの明日からのニュースの見え方は、180度変わるでしょう。
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