「自由が欲しい」と叫んだ若者たちの背後で、ちゃっかり石油の利権をかっさらった“真の勝者”がいた!?歴史上もっとも切ない「世界書き換え」の真実。
## 「アラブの春」の表向きの理由:1枚のSNS投稿が独裁政権を焼き尽くした、教科書が教えない違和感
2010年末。チュニジアの路上で、ある青年が自分の体に火をつけました。「もう、独裁者のやりたい放題には耐えられない!」このニュースがFacebookやTwitter(現X)を通じてソッコーで拡散されると、中東の国々で若者たちが一斉にスマホを掲げて立ち上がりました。「自由!」「民主化!」、そして「独裁者は辞めろ!」。
これが、私たちがテレビのニュースで見ていた「アラブの春」の表向きのストーリーです。
想像してみてください。学校の超絶厳しい「鬼の生活指導の先生」を、生徒全員がスマホで一斉に告発して、学校から追い出したような状況です。「うおー!俺たちの勝利だ!」って、当時は世界中が感動の嵐に包まれました。
でも、ちょっと待ってください。おかしなことが起きたんです。「悪い先生(独裁者)」を追い出した後、その学校に「もっと優しくて自由な先生」が来ると思いきや……学校は廃墟になり、なぜか校庭にある「謎の湧き水(資源)」を、よその学校の生徒たちが自由に汲んでいくようになった。
「自由」が手に入るどころか、国そのものが崩壊し、家を失う人が続出。おかしくないですか?実は、この革命の「帳簿」をめくってみると、「自由」を叫んだ若者たちが1円も得をしていない一方で、大爆笑している人たちが別にいたんです。
## 欧米石油資本はいかにして「アラブの春」で莫大な富を得たのか?:カネと資源をめぐる強欲なゲームの裏側
「アラブの春」における最大の受益者は、民主化を求めた若者……ではありません。それは、「欧米の石油資本」と「イスラム組織」でした。
これを身近なバイトで例えてみましょう。
あなたが、地域で一番強力な「地元の親分」が経営するガソリンスタンドで働いていたとします。その親分は確かに嫌な奴ですが、他県からの参入を絶対に許さず、ガソリンの価格もしっかり管理していました。ところが、ある日「親分はパワハラだ!」と街全体で暴動が起きます。親分がどこかへ消えた(政権崩壊)あと、どうなったか?
それまで親分がブロックしていた「隣の県の巨大資本チェーン店」が、「いや〜、自由な競争は素晴らしいですね!」と言いながら乗り込んできて、ガソリンの権利を根こそぎ持っていった。 これが現実です。
「悪役」たちの本音を代弁してみましょう。
欧米石油資本の幹部: 「あー、あのカダフィ(リビアの指導者)とかいう独裁者、わがままで交渉しづらくて困ってたんだよね。『石油の金は国民のために使う!』とか言って、俺たちにマージンを全然くれないんだもん。でも見てよ、革命で国がバラバラになったおかげで、もっと有利な条件で契約し直せる。やっぱり民主化(のフリ)って最高だね!」
具体的にリビアのケースを見てみると、アフリカでもトップクラスの豊かさを誇っていたこの国は、欧米軍による「人道的介入」という名の空爆を受け、政権が崩壊。その結果、安定した資源供給システムが破壊され、「地政学的なリセット」がかかりました。どさくさに紛れて、資源管理への外部介入がめちゃくちゃ簡単になったんです。
## 「アラブの春」によるシステム変更:安定した独裁から「終わらない戦国時代」への激変
この事件は、中東というエリアの「OS(基本ソフト)」を強制アップデートしたようなものです。でも、そのアップデートが「バグだらけ」だった。
【Before】バージョン:世俗的独裁政権(v1.0)
- 特徴:指導者は怖いけれど、世俗派(宗教に厳しすぎない)で、教育や医療はわりとしっかりしていた。
- メリット:国家が安定しており、内戦もテロリストの拠点も少なかった。
【After】バージョン:不安定な戦国時代(v2.0)
- 特徴:独裁者がいなくなった途端、それぞれの武装勢力が「俺がリーダーだ!」とケンカを始める。
- デメリット:国が事実上崩壊。シリアでは地獄のような内戦が続き、IS(イスラム国)のような過激派が暴れる隙を作ってしまった。
この「OSアップデート(革命)」の引き金になったのは、SNSによる情報の拡散でした。アメリカ製のプラットフォーム上で「独裁者の悪行」が強調され、若者たちの正義感に火がついた。これは、今の「バズによる炎上」と同じメカニズムです。
しかし、SNSで作られた熱狂は「壊す力」はあっても「作る力」はありませんでした。直後に起きた変化は、法律の整備でも人権の向上でもなく、「外部からの空爆」と「資源の略奪」だったのです。結果として、今の私たちのスマホ代や電気代(燃料価格)を支配する中東のパワーバランスは、この時から「外部からコントロールしやすい不安定なもの」に作り替えられました。
## 「アラブの春」から学ぶ現代の教訓:私たちが「きれいな言葉の被害者」にならないために
この歴史の授業で、最後に覚えておいてほしいことがあります。最大の被害者は、リビアやシリアなどで家を失い、難民となった(それまでは普通に生活していた)善良な市民たちです。
彼らが奪われたのは、「国としての形」と「自分たちで資源を管理する権利」でした。若者たちが「自由」というアプリをインストールしたつもりで開いたら、実はそれは「国をバラバラにするウイルス」だった。そしてそのウイルスを配布していたのは、自由の騎士ではなく、「バラバラになったあとの資源を安く買い叩きたい投資家たち」だったのです。
明日からニュースをどう見るべきか?
「民主化」「人道支援」「自由」……。これからニュースでこんな「キラキラしたきれいな言葉」が出てきたら、一度スマホを置いて、こう考えてみてください。
「で、その結果、誰の財布が一番膨らむの?」
10年、20年という長いスパンで「カネの流れ(帳簿)」を見れば、誰が本当の黒幕で、誰が踊らされた被害者なのかがくっきりと浮かび上がります。
アラブの春は、今の私たちにとっても他人事ではありません。SNSで流れてくる「正義」や「怒り」の裏に、別の目的を持った「受益者」が隠れていないか?その「眼鏡」を手に入れることこそが、私たちが同じようなシステム操作に巻き込まれない唯一の手段なのです。
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