「みんなが損をした」は大ウソ。これは、一般人の貯金を使って「ネットの高速道路」をタダで作らせ、GAFAMがその所有権を奪い取った、史上最大の“居抜き物件”強奪事件である。
## ドットコム・バブル崩壊の表向きの理由と、教科書が教えない違和感
想像してみてください。西暦2000年。街中の誰もが「インターネット」という呪文に熱狂していました。「.com」という名前がついているだけで、中身がカラッポの会社の株価が10倍、100倍になる。まさに狂乱のパーティーです。
しかし、2000年3月。突然音楽が止まりました。株価はナイアガラのように急降下。昨日まで億万長者だった若者が、今日には路頭に迷う。これが教科書に載っている「ドットコム・バブル崩壊」の悲劇的なストーリーです。
「あぁ、みんな欲張りすぎて失敗したんだね」……そう思って、この話を閉じようとしたあなた。ちょっと待ってください。
そこに最大の「違和感」が隠れています。バブルが弾けて、投資家たちが100兆円規模の資産を失ったはずなのに、なぜかその直後からGoogleやAmazonは爆発的に成長し、私たちのインターネット環境は爆速になったと思いませんか?
「カネが消えた」のは事実です。でも、そのカネで誰かが「何か」を作ったはずなんです。消えた100兆円の行方を追いかけると、この事件の本当の真実が見えてきます。
## 通信大手とGAFAMはいかにしてドットコム・バブル崩壊で莫大な富を得たのか?
この事件の最大の受益者は、実は暴落で泣いていたはずの「大手通信キャリア(Verizon, AT&Tなど)」と、その後に君臨する「GAFAM(Google, Apple, Facebook, Amazon, Microsoft)」です。
彼らがどうやってボロ儲けしたのか?これを学校の「文化祭」に例えると、めちゃくちゃ分かりやすくなります。
【最強の例え話:文化祭の「タピオカ屋」騒動】
- 熱狂(バブル): 全校生徒(個人投資家)が「これからはタピオカの時代だ!」と盛り上がり、自分たちのお小遣いを出し合って、超豪華な調理場と、学校中に張り巡らされた「最新式のタピオカ配送パイプライン」を自腹で作りました。
- 崩壊: ところが、タピオカが全然売れずに店は倒産。全校生徒は出したお金をすべて失いました。
- 受益者の登場: そこへ、掃除用具入れに隠れて様子を見ていた「放送部の部長(通信大手)」と「生徒会長(後のGAFAM)」がやってきます。
- 強奪: 彼らは、生徒たちが絶望して投げ出した「最新式のパイプライン(光ファイバー)」を、「ゴミ同然の値段(二束三文)」で買い叩きました。
通信大手の本音はこうです。「自分たちで光ファイバーを地面に埋めるのは、何兆円もかかるから嫌だ。でも、投資家たちに夢を見させて勝手に埋めさせれば、潰れた後にタダ同然で拾えるじゃん(笑)」
実際に起きたのは、これです。バブル期に投資家たちのカネで全米・全世界に埋め尽くされた「光ファイバー網」。バブルが崩壊し、通信会社が次々と破綻したことで、この膨大なインフラを勝ち残った大手がタダ同然で手に入れました。
GoogleやAmazonは、この「他人のカネで作られた高速道路」を悠々と走り抜け、世界を支配するプラットフォームを築き上げたのです。
## ドットコム・バブル崩壊によるシステム変更:【バブル】から【インフラただ乗り】への激変
この事件は、世界経済の「OS(基本ソフト)」を根本からアップデートしてしまいました。アップデート前(Before)と後(After)では、ゲームのルールが全く違います。
【Before】コツコツ積み上げ型
企業は、自分たちで通信網を作り、自分たちでサービスを立ち上げる。設備投資にお金がかかるから、成長はゆっくり。
【After】他人の死体の上で踊る「ただ乗り」型
- 投資家を煽って、未来のインフラ(光ファイバーや5G網)を勝手に作らせる。
- バブルを弾けさせ、作った会社を倒産させる。
- 生き残った巨人が、そのインフラを「居抜き」で丸ごと手に入れる。
この「インフラ整備のコストを一般人に押し付け、果実だけを吸い取る」という仕組みの恐ろしいところは、今の私たちの生活に直結している点です。
今のスマホ料金が高い原因、気になりませんか?それは、バブル崩壊後の弱肉強食を勝ち抜いた通信大手が、市場を独占しているからです。彼らは投資家が作ったインフラを安く手に入れたのに、私たちからはしっかり「通行料」を徴収し続けている。まさに、「誰かが作った道を勝手に封鎖して、通行料を取っている地主」のような状態なんです。
## ドットコム・バブル崩壊から学ぶ現代の教訓:最大の被害者にならないために
この事件における最大の被害者は、間違いなく「個人投資家」と、その後の高い通信料を払い続ける「私たち消費者」です。
私たちが失ったものは、単なるお金だけではありません。「新しい技術は、きっと世界を幸せにする」という純粋な期待さえも、権力者たちの「インフラ強奪ゲーム」のチップ(駒)として利用されてしまったのです。
明日からのニュースの見方
これから「AI革命だ!」「メタバースだ!」という声が聞こえてきたら、こう自問自答してみてください。
- 「これは、誰がインフラのコストを払わされているんだ?」
- 「もしこのブームが去ったとき、最後に笑ってその設備を拾い上げるのは誰だ?」
ドットコム・バブルの真実を知ったあなたは、もう「みんなが買っているから」という理由で踊らされることはないはずです。
歴史は繰り返します。でも、その構造を知っている人だけは、落とし穴を避けることができる。世の中の「熱狂」の裏には、必ず「帳簿を書き換えて、タダで資産を奪おうとしている誰か」がいるんです。
明日からスマホでYouTubeを見るとき、少しだけ思い出してください。その動画が爆速で流れてくる背後の光ファイバーは、20年前に誰かが涙を流して失ったお金でできているということを。
「眼鏡」は変わりましたか?真実を知ることは、最高の防衛策なのです。
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