「地球のためにEVを」——その美しすぎる言葉の裏で、あなたの財布と日本の未来が「ハッキング」されていることに気付いていますか?
## EVシフトの表向きの理由:CO2削減という「正義のヒーロー」が隠した違和感
想像してみてください。あなたは、世界クラスのFPSゲームで「射撃の腕前」なら誰にも負けない最強プレイヤーだとします。しかし、ある日突然、運営がこう宣言しました。
「これからは、銃を使うのは禁止です。環境を汚すから。今後は『じゃんけん』だけで勝敗を決めます」
……いや、ふざけんなよ!って思いますよね? 今、自動車業界で起きているのは、まさにこれと同じことなんです。
これまで世界の道路を支配していたのは、緻密な部品を数万個も組み合わせて作る、芸術品のような「日本のエンジン車」でした。ところが、2020年ごろから世界は急激に「EVシフト(電気自動車への移行)」へと舵を切りました。
教科書やテレビが教えるEVシフトの表向きの理由はこうです。「ガソリン車はCO2を排出して地球を温める悪者だ。地球の未来を守るために、クリーンな電気自動車に切り替えよう!」
確かに、一見すると素晴らしいストーリーです。でも、ちょっと待ってください。もし本当に地球のためだけなら、なぜ「最も効率が良く、現時点でCO2排出も少ない」はずのハイブリッド車(プリウスなど)まで「悪」と決めつけ、販売禁止にしようとしているのでしょうか?
帳簿(バランスシート)を覗いてみると、そこには「環境保護」というキラキラしたラッピングに包まれた、史上最大の「富の略奪作戦」が隠されているのです。
## 最大の受益者「中国」と「テスラ」はいかにしてEVシフトで莫大な富を得たのか?
このゲームチェンジで、笑いが止まらない「黒幕」とも言える最大の受益者がいます。それが、中国と、イーロン・マスク率いるテスラです。
なぜ彼らが儲かるのか? それはEVが「自動車」ではなく、「タイヤのついた巨大なスマホ」だからです。
最強の例え話:ラーメン屋から「インスタ映えカフェ」への転換
日本の自動車産業は、30年かけて究極のスープ(エンジン技術)を作り上げた老舗のラーメン屋でした。誰もその味(技術)には勝てません。そこで、ライバルたちは考えました。「味で勝てないなら、『ラーメンを食べるのを禁止』にして、『タピオカミルクティー以外は飲んじゃダメ』っていうルールに変えちゃえばよくね?」
EVの中身は、実はスカスカです。エンジンという複雑な機械の代わりに、巨大な電池(バッテリー)とモーターを積んでいるだけ。つまり、「熟練の職人技」がいらなくなり、「部品をどこから安く仕入れて組み立てるか」というIT製品のルールに変わったんです。
中国(最大受益者)のセリフ
「ククク……。エンジンじゃ日本に100年経っても勝てないが、バッテリーなら俺たちの独壇場だ。世界のレアアース(材料)は俺たちが握っている。みんながEVを作れば作るほど、俺たちの口座にカネが振り込まれる仕組みさ」
テスラ(最大受益者)のセリフ
「車を売って稼ぐ時代は終わったよ。これからはソフトウェアと『環境クレジット(排出権)』を売って稼ぐ。ルールを自分たちで作れば、寝ていても世界中からカネが集まってくるんだ」
実際、中国はEVに不可欠なリチウムやコバルトといった資源の精錬シェアで世界を圧倒しています。彼らにとってEVシフトは、「石油の代わりに、自分たちが支配する電気の資源を世界に買わせる」ための壮大な囲い込み戦略なのです。
## EVシフトによるシステム変更:日本車封じの「ルール変更(OSアップデート)」
この事件は、単なる乗り換えではありません。自動車産業という世界経済の「基幹システム」が強制的に書き換えられた、歴史的なOSアップデートです。
【Before】エンジンの時代(ハードウェアが王様)
- 強者: 日本・ドイツ(職人芸、高い参入障壁、数万の部品メーカー)
- 仕組み: 10年、20年壊れない「信頼性」が価値。バイトの先輩が厳しく教え込む「秘伝のタレ」のような技術。
【After】EVの時代(ソフトウェアと資源が王様)
- 強者: 中国・アメリカIT企業(ソフトウェア開発、資源独占、スピード感)
- 仕組み: スマホと同じ。3年もすれば電池が劣化し、最新のOSに対応した新型に乗り換えるのが当たり前。「使い捨ての車」時代の到来。
トリガー:2035年エンジン車販売禁止目標
欧州(EU)は2035年までにハイブリッドを含むエンジン車の新車販売を事実上禁止する、という極端なルールをぶち上げました。これは、「日独のエンジン技術を強制的にゴミにする」という、ビジネスにおける核兵器のような決定です。
「カーボンニュートラル」という美しい旗印を掲げれば、誰も反対できません。反対すれば「環境を壊すのか!」とSNSで叩かれる。この空気感こそが、今回のシステム変更の最強の武器(トリガー)だったのです。
あなたのスマホ代や電気代が最近高いと思いませんか? この「環境ルール」への無理な移行コストは、巡り巡って、税金や電気料金、そして高騰するEVの車体価格として、私たちの財布に直撃しています。
## EVシフトから学ぶ現代の教訓:日本の若者が「敗者」にならないために
さて、この物語で最大の被害者は誰でしょうか?残念ながら、それは「日本」と、これから日本を支える「あなたたち若者」です。
日本には自動車関連で働く人が550万人います。エンジン車が禁止され、部品点数が激減すれば、多くの町工場やエンジニアが職を失います。日本の外貨獲得の柱が折れれば、円安はさらに加速し、iPhoneの値段はもっと上がり、海外旅行なんて夢のまた夢……。そんな未来がすぐそこまで来ています。
では、私たちはどうすればいいのか?
授業のまとめ:教訓
- 「正義」の後ろにいる「受益者」を探せ「地球のため」「平和のため」という美しい言葉を聞いたら、すぐに「それで誰の財布が膨らむのか?」と考える癖をつけてください。EVシフトなら、それは中国のバッテリーメーカーであり、米国の投資家です。
- 「技術」より「ルール」の方が強いどれだけ良い製品を作っても、ルールを変えられたら一瞬で詰みます。これからの時代、技術を磨くのと同じくらい、「自分が有利になるルール(環境)」を作る・選ぶ力が重要になります。
- ニュースを見る「眼鏡」を変える「EVは環境にいい!」というニュースを見たら、「おっ、また誰かがルール変更を仕掛けているな。日本車はどんな対抗策を打っているんだ?」と、一歩引いた視点(ビジネスの視点)で見てみましょう。
世界は残酷な「イス取りゲーム」です。でも、そのルールがどう書き換えられようとしているのかを知っていれば、あなたは少なくとも、何も知らずにイスを奪われる「被害者」にならずに済みます。
明日から、街を走るEVの見え方が変わるはずです。それは単なるエコカーではなく、「世界中のパワーバランスを書き換えようとする、走る政治端末」なのですから。
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