さよなら「いらすとや」。商用利用OKで、プレゼンやブログに抜け感とセンスを与える「手書き風・ベクター」フリー素材サイト5選

はじめに

副業でブログを書いている、あるいは提案資料を作成しているあなたへ。

「いらすとや」のイラストを適当にスライドに貼って、何となく仕事を終えた気になっていませんか? 画面を見た瞬間、読み手には「あ、またこの絵か」という既視感が走り、あなたのオリジナリティは死にます。内容は悪くないのに、素材が安っぽいせいで「素人仕事」だと思われて損をする。この残酷な現実、今日で終わりにしましょう。

今回は、巷に溢れる素材サイトから、編集部が「プロの現場でも耐えうる」と判断したサイトだけを厳選しました。なお、当初リストに含まれていた「Storyset」は、非常に高品質ですが「手書き風」という今回のコンセプトからは外れるため、今回はあえて除外しています。 本格的なアニメーション素材を求める方には良いですが、今回のテーマはあくまで「抜け感」です。

「脱いらすとや」を実現する、ゆるカワで洗練された素材サイトを5個紹介します。

【この記事で得られること】

  • ✅ プレゼンの「手作り感」を排除し、洗練されたプロの雰囲気を演出できる
  • ✅ ブログの滞在率を向上させる、視覚的な「心地よさ」の作り方がわかる
  • ✅ 膨大な素材から探す時間を削減し、最短ルートで最適な画像に到達できる

1. Loose Drawing:線と色の一体感が「今っぽさ」を作る

価格: 無料(商用可) / 検索ワード: Loose Drawing 素材

どんなツール?

シンプルで「力の抜けた」線画が特徴のストックイラストサービスです。特定の場所で使い勝手が良いアイテムから、抽象的なビジネスシーンまで幅広くカバーしています。

【例え話で理解する】Loose Drawingは、「無印良品のシンプルなシャツ」のようなものです。どこへ着ていっても恥ずかしくなく、主役を邪魔しないけれど、確実に全体の質感を底上げしてくれる。つまり、この素材を使えば、あなたの資料は「清潔感のある、デキる人のアウトプット」に早変わりします。

🛠 おすすめの設定・使い方

  • カラー変更機能を使い倒す: サイト上でメインカラーを1色指定できます。自身のブログのテーマカラーや、会社指定のコーポレートカラーに合わせるだけで、一気に「特注素材感」が出ます。
  • 余白を活かす: このイラストは余白があってこそ活きます。スライドの端に小さく置くのではなく、あえて中央に配置して周囲に文字を少なめに置くのがコツです。
  • 【裏技】: 複数のイラストを並べる際、全て同じカラーコード(HEX)で統一してください。これだけでブランドとしての統一感が爆増します。

✅ ココが凄い (Pros)

  • カスタマイズ性: サイト上で6色+自由な1色を選択してダウンロード可能。
  • 更新頻度: 毎週のように新作が追加されており、「見たことある感」が非常に少ないです。

⚠️ ココが惜しい (Cons)

  • 描写の抽象度: 非常にシンプルなため、専門用語(例:量子コンピューティング)などの具体的な描写には、組み合わせの工夫が必要です。

💡 資料作成者へのベネフィット

Before:「いらすとや」のコミカルすぎる表情のキャラが浮いてしまい、真面目なビジネス提案なのにどこか「学級新聞」のような雰囲気が漂う。

After:Loose Drawingの洗練されたラインが、スライドに「現代的な知性」を与えます。クライアントは内容に集中でき、あなたのセンスにも一目置くでしょう。

【具体的な時短効果】

  • 1日あたり:15分節約(素材の加工・色調整の手間がゼロに)
  • 月間換算:5時間節約
  • 年間で考えると:60時間 = 丸2.5日分の自由時間を取り戻せます

2. shigureni free illust:素朴で愛らしい「女子・日常」の決定版

価格: 無料(商用可) / 検索ワード: shigureni 素材

どんなツール?

素朴でどこか力の抜けた、女の子を中心としたイラスト素材サイトです。日常の何気ないシーンが切り取られており、ブログのアイキャッチに最適です。

【例え話で理解する】これは、「カフェで出てくる、さりげなく凝ったラテアート」のようなものです。見た瞬間に「あ、可愛い」と心が緩む。その心の緩みが、読者の警戒心を解き、あなたの文章を最後まで読ませる「きっかけ」になります。

🛠 おすすめの設定・使い方

  • ブログのアイキャッチに: 表情が非常に豊かなので、ブログの感情に合わせたキャラ選びを。
  • SNS図解への挿入: Canvaにアップロードして、吹き出しと合わせるだけでプロ級の図解が完成します。
  • 【裏技】: 実は「食べ物」や「動物」の素材が隠れた名作。メインの人物とセットで使うとストーリー性が生まれます。

✅ ココが凄い (Pros)

  • 唯一無二の世界観: 他のサイトにはない、作家性の強い「ゆるさ」が最大の武器。
  • 使いやすさ: PNG形式で背景が透過されているため、配置するだけで即戦力になります。

⚠️ ココが惜しい (Cons)

  • バリエーション: 1人で運営されているため、ビジネスシーンのニッチな動作などは少なめです。
  • 規約に注意: 有料販売物への使用には制限があるため、必ずライセンスを確認してください。

💡 ブロガーへのベネフィット

Before:文字だらけのブログ記事。休憩ポイントとして入れた画像がフリー写真素材すぎて、どこか胡散臭い広告記事のように見えてしまう。

After:shigureniのイラストが、記事に「親しみやすさ」をプラス。読者はあなたのファンになりやすく、リピート率向上に寄与します。


3. unDraw:世界標準の「ハイテク・洗練」ベクター素材

価格: 無料(商用可) / 検索ワード: unDraw

どんなツール?

世界中のテック企業やスタートアップが採用している、最も「売れてる」オープンソースのイラストライブラリです。

【例え話で理解する】unDrawは、「最新のiPhoneのインターフェース」です。誰が見ても古臭さを感じさせず、かつ機能的。これを使わないのは、2024年にまだガラケーで仕事のメールを打っているようなものです。

🛠 おすすめの設定・使い方

  • ブランドカラーの同期: 右上のカラーピッカーで、一瞬ですべてのイラストをサイトカラーに染められます。
  • SVG形式で保存: あとでIllustratorやFigmaで細部を調整したいなら、迷わずSVGを選んでください。
  • 【裏技】: 検索は英語のみですが、「Analytics」「Startup」などのキーワードで検索すると、超高品質なビジネス図解が山ほど出てきます。

✅ ココが凄い (Pros)

  • 圧倒的なボリューム: ビジネス、テクノロジー、データサイエンス…網羅性が凄まじい。
  • 完全自由: クレジット表記不要で、商用プロジェクトにも安心して投入できます。

⚠️ ココが惜しい (Cons)

  • 被りやすさ: あまりに優秀すぎて、テック系のメディアではよく見かけます。独自の色設定で個性を出しましょう。

4. Linustock:加工前提の「プロ仕様」線画素材

価格: 無料(商用可) / 検索ワード: Linustock

どんなツール?

「加工しやすい、使いやすい、見栄えがいい」を追求した、モノクロ線画が中心の素材サイトです。

【例え話で理解する】Linustockは、「高級な出汁(だし)」です。そのままでは地味かもしれませんが、どんな料理(デザイン)にも馴染み、全体のコクを深めてくれる。派手なイラストに疲れた大人のための選択肢です。

✅ ココが凄い (Pros)

  • ベクターデータの品質: 線の太さを変えても崩れない、精緻なパスデータ。
  • 絶妙な「小ネタ」: 真面目な素材に混じって、時折「なぜこれを作った?」と思うようなシュールな素材があり、プレゼンの「オチ」に使えます。

📊 全ツール比較表

| ツール名 | 特徴 | カスタマイズ性 | 対応形式 | おすすめ度 ||———|——|————|————|———-|| Loose Drawing | 現代的・シンプル | ★★★★★ | PNG/SVG | ★★★★★ || shigureni | ゆるカワ・女性向け | ★★☆☆☆ | PNG | ★★★★☆ || unDraw | テック・洗練 | ★★★★★ | SVG/PNG | ★★★★★ || Linustock | 線画・プロ仕様 | ★★★★☆ | EPS/PNG | ★★★★☆ |

【編集長の推奨フロー】

  1. まず unDraw で資料全体のカラーを統一し、基盤を作る。
  2. 次に、親しみやすさを出したいスライドに Loose Drawing を配置。
  3. 最後に、ちょっとした息抜きやブログの導入に shigureni で個性を出す。

💰 ROI(投資対効果)計算

前提条件:

  • あなたの時給:2,500円
  • 1記事・1資料あたりの素材探し時間:30分 → 10分に短縮(サイトを絞るため)

計算:

  • 月間節約時間:20分 × 月8回 = 約2.7時間
  • 月間節約金額:2.7時間 × 2,500円 = 6,750円
  • 年間節約金額:81,000円

高品質な素材による「成約率の向上」や「信頼獲得」という数字に表れない利益を含めれば、年間10万円以上の価値がある投資と言えます。


❓ よくある質問(FAQ)

Q1. 全く同じ画像を他人も使っていたら?

A: 色をカスタマイズしてください。unDrawやLoose Drawingは色を変えるだけで、まるでオリジナルの描き下ろしに見えます。

Q2. 著作権表示(クレジット)は本当に不要?

A: 今回紹介したものは、基本不要です(2024年現在)。ただし、規約は予告なく変わるため、ブックマーク時に一度「規約ページ」に目を通す習慣を。編集部では「規約が変わっていないか」を四半期ごとにチェックしています。

Q3. 「いらすとや」を全部置き換えるべき?

A: いいえ。例えば「極めて公共性の高い案内」などは、いらすとやの方が伝わりやすい場合があります。適材適所。でも、あなたの「価値」を売り出す場では、今回紹介したツールを優先すべきです。


🎯 まとめ

「その素材、また誰かと同じですよ?」

  • とにかく今っぽくしたい → Loose Drawing
  • 読者の心を掴みたい → shigureni
  • プロフェッショナルに見せたい → unDraw

まずは、今日作っている資料の「いつもの素材」を一箇所だけ、Loose Drawingに変えてみてください。それだけで、スライドから立ちのぼる「プロの香り」が変わるはずです。

ツールへの投資を渋ったり、探す手間を惜しむのは、包丁が切れないのに研がずに料理を続けるようなものです。少しの手間で、あのアウトプットは劇的に変わります。

【最後に編集長から一言】「いらすとや」は素晴らしいサービスです。しかし、それに甘んじるのは、あなたの思考停止の証拠でもある。読者は意外と見ています。「あ、この人、細部までこだわってるな」という小さな気づきが、大きな信頼に変わるのです。脱・並のアウトプット。今日から始めましょう。

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